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【香川復活の瞬間に立ち会いました(自慢)。】- イギリス

2013.11.12 Tuesday  
 フィンランドよりはちょこっと暖かいベルギーにやって来ましたさちこですこんにちはー!ここでは、マレーシアで知り合った超仲良しの友達カップルの家にお世話になってます。

朝ご飯からベッドメイキングまで、昼間も一緒に観光してくれて、こんなに甘えていいのかなと恐縮するくらい。ありがとう、リリー、アレックス!!
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香川真司をご存知だろうか。

24歳の、サッカー日本代表選手であり、現役選手の中では
1、2を争う知名度で、スピードに乗ったボールコントロールと
ポジショニングがすばらしく、
テレビ画面で見ていても「これが香川選手だな」と分かる程である。


さて、彼は現在狭い日本を飛び出して、設立135年の
イギリスの名門チーム「マンチェスターユナイテッド」という
チームでプレイしている。

しかもそのチーム内で、月間MVPを獲得する等
中心選手として活躍していた。

が、今季に入ってからは香川選手は活躍できずにいたらしい。

そんなマンチェスターユナイテッドの観戦チケットを、
けんちは早々とドイツで申し込んでいた。

リーグ戦でなく、ヨーロッパ内のチャンピオンズリーグ
予選の大事な試合らしい。

「香川が出るか分からんけど。」

それでも名門チームの試合を由緒あるスタジアム
見られるのだからと、試合に合わせてドイツから先の
日程をせっせと組んでいた。

さて、通常チケットを申し込む、自宅へ郵送されてくるのだが、
海外在住でもそれは同じ事らしい。

サッカーのチケットは、大阪の自宅へ郵送されてしまっていた。
※実は自分たちは気付いておらず、同様のケースで申し込んだ
オカシゲ夫妻から、自宅へ郵送された旨を聞いたのだった。


『当日のチケット受け渡しも出来るので、
パスポートを持ってスタジアム横のチケットセンターへ来て下さい。」

とアナウンスされた気がするが、さてどうなる。
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オールドトラフォード駅に着いてから、そのまま走ること20分。
到着が遅れた事もあり、試合はとうに始まっていた。

そして、待望の香川スタメンの情報が飛び込んで来た。

「やった、香川、出てる!」
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スタジアムから聞こえる歓声を尻目に、もどかしく
チケット受取の手続きをする。

そして念願の、チケットを手に入れた。

「やったぁ、チケットー!」
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試合は始まっているので、他にチケット受取に来ている人は
ほぼ皆無、けんちがチケットを受け取った直後、
オカシゲ夫妻が走ってセンターへ入って来た。

前日からの1泊旅行で忘れられない思い出を共有した二人である、
出来ればさよならはゆっくり伝えたい。

が、今は何より試合である。
この為に、けんちも、オカシゲ夫妻もマンチェスターへ集結したのだ。

「夫妻、またねー!!」

「うんうん、またー!!」

かなりざっくりした別れの挨拶を投げ、
けんちとさちこはスタジアムへ走った。
PA248531.JPG
チケットチェックのおじちゃんは、
ゼイゼイ息を切らした日本人に優しかった。

「ハロー!前半に間に合ったね!」

持ち物チェックもなく、顔パスで中へ入れてくれた。
階段を抜ける頃には、歓声が地鳴りのように響いて来る。

着いた、ここがスタジアムだー!
PA248534.JPG
自分たちの席に行くのもままならないくらい、
狭い座席は満杯に埋まっている。
チケットは横並びで取れなかったので、前後の席へそれぞれ収まる。
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香川が見えた。

「かがわー!!!」
PA248540.JPG
けんちが大きく声を掛けた。

日本人が『香川』と呼ぶのが珍しいのか、
子供が振り返る。

すぐに前半が終わり、何人かが席を立つ。
狭いスタジアムなので、子供が通るときですら列全員が
一度席を立たなくては行けない。
PA248547.JPG
狭くて、その分フィールドが近い。
誰もビールを売りに来ない。

ただ、試合を見るために作られた空間だった。
PA248553.JPG
PA248554.JPG
今日の対戦相手はスペインのレアルソシエダ、
もちろん強いチームだ。

既に1−0と点が入っているものの、
後半試合はどう動くか分からない。

今日の香川の調子はどうなんだろう。
後半が始まった。
PA248556.JPG
試合を見る間、けんちは勿論試合に集中している。
さちこがカメラを構えている事も気付いてないかもしれない。

良いプレーがあると、座っていた観客が一斉に立ち上がる。
ゴールならずと分かるとまた座り、
ボールを奪い返すとまた立ち上がる。


みんなが見ている。見ている先に、香川選手がいる。
PA248560.JPG
ここにいる観客みんな、今日の試合を楽しみにして集まったのだ。
PA248561.JPG
それって本当にすごい事で、
これだけ沢山の人をいっぺんに楽しませる、
スポーツ選手って本当に素晴らしいと思う。

その中に、日本から来た、24歳の若者が混ざっているのだ。
PA248567.JPG
香川選手のプレーは、これまで代表戦くらいしか
見た事がないさちこからしても、いい動きだった。
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ー今の動き、良かったね!

振り返ってけんちを見る。けんちが満足そうに頷く。

「香川ー!」
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ゴールへ近づいて来た香川選手に、何度も声を掛ける。
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さっきまで、「シンジー!」と声を掛けていた子が
真似して「カガワ!」と呼んだ。
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たくさんの観客を魅了して、
シュートチャンスを何度も作って、
試合は1−0のまま、終わった。

帰りの混雑を避け、もったいないけれど
90分が終わった時点で外へ出た。
PA248585.JPG
沢山の人が、それぞれの場所へ足早に帰る。

みんなが、今日の試合を見たことに満足しているように見えた。
スポーツ選手は、人に勇気を与える仕事なんだと実感した。

目の前で全力でプレーする選手を見て、
がんばろうと思わないわけがない。

結局帰りも駅まで20分ダッシュし、
待つことなくちょうどホームへやってきたトラムへ乗り込み
そのまま翌日早朝の便に備えて、空港まで移動したのだった。
PA248588.JPG
こんなに走ったのは初めてかもね!

いいものを見せてくれてありがとう、
まずはチケットを取ってくれたけんちに、
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そして、今日のMVPに輝いた、香川真司選手に!!
感動しました、良い試合を見せてくれてありがとうございました。

最後まで読んでくれてありがとうございます。
次のサッカー観戦はベルギーでの日本代表戦です!
みんなも是非、サッカー観戦してみ〜ひん?

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【恩人を見捨てて全力疾走】- イギリス

2013.11.08 Friday  
 オーロラ観測の旅から帰って来て、ヘルシンキでカウチサーフィン中のさちこですこんにちは〜!オーロラ観測のときに出会った11歳の少年マイコー。買い出しに付き合ってくれた上、

フィンランド語表記を読みこなし英語で説明する、実はスウェーデン人のスーパー男子でした。
インターナショナルな親戚がいるとこう育つのねぇ。。。
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ロンドンから移動しやってきたのはマンチェスター。

「この日マンチェスターへ行くよ」と
Facebookでお知らせをすると、ノリのいい世界一周中夫婦
日にちを合わせてやってきてくれた。

トルコで会って以来、イランで再会を果たしたオカシゲ夫妻は、
広島から世界一周中の新婚教師カップルである。

せっかく会うんだから、レンタカーでも借りて
ちょっと景色がいいところに行ってみない?と
提案してくれたのはオカシゲ嫁だった。

国際免許証を取って来たものの、
未だレンタカー経験がないけんちとさちこ。

ヨーロッパにしては珍しく、イギリスは日本と同じ
右側通行で車も右ハンドル、ということは、
運転は馴染みやすいはず。

ー行きたいですぅ!

ということで、早速マンチェスター観光もそこそこに、
マンチェスター入りした翌朝、オカシゲ夫妻と待ち合わせて、
湖水地方へレンタカー1泊旅行としゃれこんだ。

運転もしやすいイギリスで、レンタカーだし
思う存分好きな場所に行けるね〜!

と思ったが
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そうはうまく行かなかった。

日本製ではない車はもちろんマニュアル車で、
シフトチェンジもウィンカーを出すのも
操作するボタンの配置が予想外でものすごく難しいのだ。
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さちこはオートマ限定で免許を取ったので
全く力になれず、
オカシゲ嫁に至っては国際免許を取っていなかった。
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そこで力になってくれたのが元運転代行での
アルバイト経験を持つ大の運転好き、オカシゲ夫である。
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助手席に座り的確な指示を出し、
元教師らしい柔らかな物腰で慌てるそぶりを全く見せない
彼の醸し出す安心感は、交通安全のお守りどころではなかった。
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頼りになるオカシゲ夫を助手席に固定し、
エンストをしながらもけんちの運転で無事、湖水地方へ到着することができた。
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自然に溢れた、散策にピッタリの地域、湖水地方。

だが、

湖水地方はなぜかあいにくの雨だった。
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「わたしたち晴れ女晴れ男なんだけどねぇ!」

オカシゲ夫妻の晴れっぷりはかつてトルコで目の当たりにしている。
※以前のブログ参照。
彼らはその天気に対する運の太さをもってして、
雨季のアフリカ・ガボンで皆既日食を見るという
大チャレンジを控えている。もちろん、自信満々である。
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それに比べてヨメ。

進めば雨になるのか、晴れ間が覗いていた場所へ
着いて車のドアを開けた拍子に雨が降る有様だった。

ーなんか・・・ごめんね・・・。

「ううん、でも、本当すごいね!」


ええ、こっちのヨメ、雨女っぷりに対しては
えらく自信があるんです・・・。
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※石で出来た家。塀まで石!
というわけで、1泊2日の旅行は雨に始まり、
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時々雨が止みはするものの、雲は一向に消えず。
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時折見える雲間からの青空を喜びながらも、
当然のように翌日も天気は同様だった。
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「これで晴れてたらすごく景色がいいだろうねぇ」
を繰り返しながら湖水周辺を散策した。
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ただ、お楽しみは湖水地方の散歩ばかりではない。
「夜ご飯用に、カレールー買って来たんよ!」
というオカシゲ夫妻の発言に、けんちさちこは
昼からテンションが上がりっ放しだった。
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何よりカレーが大好きなヨメ、しかもタイ以来の半年間
久しく食べていない日本のカレーライスである。
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米は高級日本米である。
なんという幸せだろう。
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当たり前に食べる事が出来た日本では気付かなかったけれど、
ルーを3種類混ぜろとか言う人もいるけれど、
シンプルに作ったカレーの有り難さにみんな気付いていない。
生きている間の親の存在に近い。

つきましてはみんな親にもっと感謝するべきだ。

カレーの話をしていた気がする、
まず感謝すべきルーを買って来てくれた
目の前のオカシゲ夫妻
だ。ありがとう、オカシゲ夫妻。
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相変わらず天気が悪い湖水地方二日目、
最も盛り上がった瞬間が
アイリッシュシーに出向いた瞬間だった。

「あたしたち前アイリッシュシー越えたんよね。」

オカシゲ夫妻はスコットランドへも出向いているので、
美しいアイリッシュシーが懐かしいらしい。
PA238455-001.JPG
目的地をアイリッシュシーに定め、
車を走らせて辿り着いたら
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泡を吐き出し荒れ狂う波、
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轟々とうなる風。
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けんち!身体持って行かれるよー!!
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逃げて逃げてー!!

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みな慌てて服のチャックを閉めた瞬間だった。

それにしてもこんなに荒れ狂った海は久しぶりすぎて
面白かった。
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湖水地方へのドライブは、天気に悩まされながらも
秋ならではの景色が見られた。

日本と違い、簡単に車を停めるスペースがないので
写真を撮れないのが残念だったが、車窓から見える
石造りの街とそれを囲む色とりどりの紅葉は、見事だった。

「あー!虹が出てるよ!」
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さちこを始終見守り続けた雨雲から、
最後の挨拶が空に架かった。

晴れるの遅いよ!と言いながらも、
久しぶりに見られた虹に、気分も晴れた。
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が、空模様と逆に、
車内の空気は一変していた。

帰宅ラッシュのせいか、渋滞していたのだ。

このままいくと、レンタカーの返却時刻に
間に合わない・・・!!

むしろ店自体が閉まってしまう。

気になる時間は店の閉店時間ばかりではない。

実はマンチェスターでオカシゲ夫妻と合流したのは、
お互いオットがサッカー好きということで、本場のスタジアムで
マンチェスターユナイテッドの試合を見る
ことになったからだった。

車の返却は夕方6時、試合は7時45分開始である。


渋滞で車は進まぬまま、チケットの引き換えも終わっていないのに
サッカーのキックオフが刻一刻と迫っている。

普段のさちこなら無駄にどこかに電話をして足掻いたり
ぐにゃぐにゃになるまで気を揉んだりしてけんちに鬱陶しがられるのだが、
この日はひと味違っていた。

オカシゲ夫の余裕が伝染したのだ。

彼は全く慌てない。困ったとき程笑顔の人を、
ヨメは初めて目の当たりにした。

ガソリンを入れて返さねばならないのに
ガソリンスタンドが見つからなくても、
彼は全く慌てない。

無事に事故もなく車を返せたのは、オカシゲ夫の力である。
ありがとうオカシゲ夫。

そのあともミッションは沢山あった。
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そこからマンチェスター駅へ向かい、バックパックを
荷物預けに預け、スタジアム行きのトラムへ乗り換える。
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確認したはずなのに反対車線に乗ってしまうという
初歩的なミスを挟んだため、とっくに試合が始まっている
オールドトラフォードスタジアムを目の前にしながら、
チケット受取りのため、チケットセンターへ走る。
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通り過ぎるだけのスタジアムからは、大歓声が聞こえる。

「今日、香川スタメンで出てるみたい!」

先頭を走るけんちが言う。
けんちを追うけれど、オカシゲ嫁が重い荷物を持って
最後尾でバテているのが見える。

オカシゲ夫は嫁を気遣い、嫁の一歩前を走っている。

ーすまん、オカシゲ嫁。先に行くね!(心の声)

さちこ、ない体力を絞ってけんちを追った。
あれだけお世話になり感謝し続けたのに、
最後に見捨てる形になり申し訳ない。

駅から20分程走り続けただろうか。

人気のないチケットセンターへ飛び込んだとき、
既に試合は開始後30分を過ぎていた。

どうなる、サッカー観戦!
次回へ続く。

最後まで読んでくれてありがとうございます。
最近更新が滞りがちで申し訳ないです。
けんちもさちこも充実した日々を送っていますのでご安心ください。

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【ロンドン日和】- イギリス

2013.11.03 Sunday  
 旅に持って来て良かった物のご紹介、第4弾ですねさちこですこんにちは〜!
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暑い国では冷たい水を入れて、寒い国ではティーパックで出したお茶を入れて、自炊ができない場所でラーメンを作るときも、熱いお湯をレセプションでもらえばOK、本当に重宝しております。機内持ち込み荷物として持ち込むときは、中を空っぽにするのを忘れずに。
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今日はいつもと若干形式が異なりますが、
内容は前回の続きですのでご安心ください。
* * *

朝起きて、今居る場所が分からなくなることがある。

ベッドの下段、くるりと囲むタイダイ染めの布は
スリランカで買った物
だ。

ああ、今、ロンドンだ。
そして2段ベッドの上に寝ているのがオットだ。

窓がない部屋に、2段ベッドが5つ。
オイルヒーターで温められた部屋の、10人分の熱気で
カーテンがない窓が曇って露を滴らせている。

iPhoneのボタンを適当に押すと、光る画面が目に痛い。
まだ7時だった。

世界一周の旅に出てから10ヶ月、起床時間は、大体8時半。
働いていた頃なら、とっくに起きて職場へ向かっている。

「いつか世界一周したいんです。」

初めて会ったときからそう言っていたオットの夢に
乗っかる形で、仕事を辞め旅を始めた。
旅に出る半年前に入籍したから、まるでこの旅がハネムーンのように
人からは思われているけれど。

ガツン、ドン、ドン。

朝7時の割に、やたらと隣の部屋が騒がしい。
思い出した、ゆうべも、隣の若い子たちがやたらと騒がくて
散々入眠妨害されたんだった。

どうやら修学旅行の類いらしく、学校の仲間同士で
いくつかののドミを占領しているらしい。

大きい安ホテルは、学生の旅行とかぶることもあるって
勉強させてもらったね、と
シャワーを終えたオットと話す。

夜と朝の二度、シャワーを浴びるオットの癖は、旅に出ても変わらない。

前日に買い込んでいたパンとチーズで朝ご飯を済ませ、
チェックアウトして荷物を有料ロッカーに預ける。

無愛想に感じていたホテルの受付係の青年が、
「デポジットだよ。」と
初日に払っていた20ポンドを返してきた。

「ありがとう。」

実際はそうじゃなくても、得した気分だ。

今夜、ロンドンからマンチェスターにバスで向かう。
半日を荷物無しに、身軽に過ごせるだけで嬉しい。

共有スペースでネットに繋ぎ、やっとくべき事をいくつかこなす。
そうこうするうち、時間はあっという間に10時近い。

それからすぐにバッキンガム宮殿へ向かったのは、衛兵交代式を見るためだ。
PA208063.jpg
11時半から始まる式は、ロンドンの観光名物になっている。
どうしても見たいわけじゃない。
せっかくだからとそこへ向かう。
PA208069.jpg
宮殿近くの公園を歩く足が止まった。
リスがたくさん、あちらこちらでエサを見つけてはコリコリ齧っていた。
PA208071.jpg

PA208073.jpg
人懐っこいリスは、エサをねだりに
人に寄って来る。

ー何も持ってないよ。

賢いリスは言葉を理解したのか、さっと離れて元の場所へ戻る。
PA208075.jpg
リス以外にも、鳥でにぎわう池がある公園は、
グリーンパークというらしい。
PA208079.jpg
まだ九州に暮らしていた頃、池がある公園へ
お弁当を持って出かけていたのを思い出す。

こういう場所でのんきに過ごす1日を、
旅に出てからは意識して作ったことはない。

息抜きがいらない生活をしているからだろうか。
PA208081.jpg
それとも、気温のせいだろうか。

日ごとに体感温度は下がり、今のロンドンでは
日差しがないと、寒くてじっとしていられない。
PA208086.jpg
バッキンガム宮殿には、結構な人が集まっていた。
日曜日ということもあるだろう。

衛兵交代式をどこで見たらいいのか、
分からないのでとりあえず柵へ近づく。

柵を囲むように並ぶ人の輪に混ざる。
前に立つ老夫婦の間からのぞき込むと、
赤い服を来た、宮殿の衛兵がマスコットのように立っていた。
PA208088.jpg
数分置きに数メートルを行進する様子を、
カメラを構えた観光客が撮影する。
PA208092.jpg

PA208093.jpg
柵に支えられるようにして、老夫婦が首を伸ばす。
ただ立つのも辛そうだ、簡易椅子があればいいのに。

この場所で待ってから15分ほどたっただろうか、
時計を見ると11時半を過ぎているけれど、
衛兵に変化は起きない。

女性警官が中から現れ、向こう側から柵に寄って来た。
「今日は衛兵交代式は中止だ。」
という旨の事を、順番に告げているようだ。
理由を誰かが尋ね、女性警官はそれに答えていたけれど、
早口の英語で全く聞き取れなかった。
PA208096.jpg
英語が母国語の人の英語は、難しい。

単語も分からないし、早口で聞き取れない。
逆を考えれば分かる。日本人ほど、日本語がうまいが、
使う単語はややこしい。

旅で出会った外国人が、いかにこれまで
平易な言葉で話してくれていたかを実感する。

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来るときと同じ道を通って宮殿を後にする。

「ここ、プリンセスダイアナって書いてある。」
足元を見てオットが気付いた。

故ダイアナ妃は、有名すぎるイギリス王室の花だ。
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故ダイアナ妃を偲ぶ道は、
緑に溢れた、人が集まる道だった。
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いかにイギリス国民から、王室が大事にされているかが分かる。
イギリスと日本は、こういうところも似ている。
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グリーンパークへ戻り、今度は時間を気にせず
ゆっくりと歩く。
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旅に出てから気付いたことはたくさんあるが、
オットの新たな一面を発見したのもその一つだ。

思っていたよりも動物が好き。

飼っている犬だけが好きなのかと思っていたけれど、
今や猫を見ると必ずしゃがんで手を伸ばす。
お店や乗り物の中で出くわす犬を、気付くといつも撫でている。

たぶん、本当にいい人と結婚できたんだろう。

「ケンジはいいやつだね。」と知り合ったばかりの人に言われるたびに、
そんなこと出会ったときから知ってますと口では言い返していたけれど。
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気持ちよく陽が射していた公園を離れると、
あっという間に雲が広がっていった。

ロンドンの天気は変わりやすい。
PA208124.jpg

PA208130.jpg
宮殿の周りにはどこにでも人が集まっていて、
まるで今日が特別な日なのかと思わされる。

これってまるでどこかの外国人が、東京の人の多さに
驚いたときのような感想じゃないか。
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お昼を少し回った頃、空いているレストランへ入った。

窓際の席にはナイフとフォークがセッティングしてあって、
他の人達はビールを飲みながらバーガーをナイフとフォークで食べている。

ピザを手で食べるのはアメリカ人の悪いマナーだよ、と、
誰かが言っていたのを思い出す。

注文したのは、けんち待望のフィッシュアンドチップスだ。
PA208145.jpg
野菜不足の自分用に、サラダバーも頼む。
ビールが高いイギリスだから、ここではビールは頼まない。

パブの文化があるイギリスで、ビールが作られてないのが不思議だ。

フィッシュアンドチップスは、白身魚のフライと
ポテトフライの組み合わせで、恐らくは軽食なのだが、
今や立派なイギリスの名物料理である。

そのせいか、レストランが設定した価格も立派なもの。

美味しい魚を食べ慣れた日本人が、敢えてイギリスで
食べる必要はないと思って最終日まで避けて来たが、
さっくりした衣をナイフで裂くと、ふっくらした白身から湯気が立ちこめ
いかにも美味しそう。

「一口ちょうだい!」

二人で食事をすると、味を分け合えるから、いい。
味は予想通り、『柔らかい白身魚のフライ』だった。

イギリス名物を舌で味わったら、また町へ戻る。

赤い2階建てバス、赤い衛兵、赤い電話ボックス。
なぜだかイギリス名物には赤が多い。
PA208151.jpg
イギリスで見る赤は、暗い石造りの町並みに
華やかな色をぱっと添えて、よけい鮮やかに見える。
PA208152.jpg
ロンドンへ来て、毎日朝から晩まで歩いているからだろう、
早々に足が痛くなる。

毎日へとへとになるまで歩いて、それでも3日は
一つの国を見るのには、勿論足りない。

まして、見ることは、知ることには足りない。
PA208154.jpg
テムズ川に架かる橋の上で立ち止まり、
夕日に染まるロンドンを見納める。

ロンドンへ来た初日、壊れたカメラに振り回されたせいで、
ロンドンの第一印象は最悪だった。
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たった数日の間で、しかもたったの一都市で、
国を丸ごと判断してしまう、自分の浅さは中々治らない。
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隣ではオットが何枚も写真を撮っている。

明日の今頃は、オットが楽しみにしているマンチェスターだ。
マンチェスターでは、サッカー観戦をするのだと、
早々とチケットを取り、そのために前後の日程調整までしていた。

そのおかげで、もう少しイギリスに居られるのだから
結局はオットのサッカー好きに感謝しなくてはならない。

そして、第一印象で人を判断していた悪い癖も、
旅を始めて、多少なりとも良くなったのだとしたら、なおさら。
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縁あって訪れた国は、できればどこも好きになりたい。

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すっかり暗くなってから、荷物を置いていたホテルへ、
いつもの2階建てバスで戻る。

「今日は上にあがらないの?」

空いた席へすぐに座ったら、全く疲れていないらしいオットが首を傾げた。

バス停からホテルへの歩き慣れた道を戻り、
嫌いだったホテルが見えたとき、思わず「あぁ戻って来た」と
ほっとして呟いた自分に、笑った。
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最後まで読んでくれてありがとうございます。
よくあることなんですが、書いている途中で1度消えたので
内容を一新してみました。だからいつもと違うのね!納得!
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